砥部焼の小皿
8年ほど前になるだろうか
10年近く勤めた職場で行き詰まり退職
次の勤め先も決めぬまま
30ℓ のリュックサックひとつで
四国を旅したことがある
定年退職後でもいいから
いつかはと思っていた お遍路
『 いま 行っちゃえば? 』と言ってくれたのは
親よりも年上 人生の大先輩の “ お友達 ”
目から鱗で 『 そうか今か 』と 出発することができた
ふりかえると 逃げるように退職し
家族 友人達に心配をかけた
あの時の自分は ああしか出来なかったけれど
それも悪くない 有り難い経験
愛媛では 砥部焼の大皿と小皿を実家に送った
おかずを大皿に大盛りする我が家では
いまも日常的に使ってもらえている
小皿は 当時の家族人数+1枚 購入していた
なぜそうしたかは覚えていないが
おかげで 新しい家族になった夫の分もある
先日の帰省時 私たちの分 2枚を拝借してきた
この皿を持ったとき なんだか妙に
いまの暮らしでも使いたくなったのだ
朝 サプリメントや薬をのせ
昼 ティーバックの出し殻を置いたり
晩 お浸しをちょっと盛ったりと とても重宝
なぜだろうか とても満たされて
近々 追加したいと思っていた皿も
“ もうしばらくいいかな ” と 思えている。
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