ミニマムな暮らし 1LDK

今までのこと これからのこと

六花文庫

クリスチャンでもなく

日常的に手を合わせるのは
神棚やご近所の神社仏閣
 
教会に足を運ぶことはない
 
そんな私に
“きっと教会とはこんなところだろう”と
神聖な安らぎをくれた場所が
「六花文庫」
 
札幌にある食に関する図書施設
お菓子の「六花亭」が提供している
 
スタッフの思いが形になった
その場所は
 
春は屋根からの雪解け水が光り
夏は青々とした蔦が生え
秋は紅葉
冬は初雪の日 暖炉に火がはいる
 
壁一面が本棚で
レシピ本からエッセイ 小説
必要とあらば専門的な文献まで
 
メニューは珈琲とお菓子ひとつ
 
ひとり ふたりのスタッフと
短い挨拶と笑顔を交わし
 
時には常連さん同士
気を遣いながらも楽し気な囁き声
 
BGMはない
雪の日のような静けさ
何もなく 全てがある

その場所に
何度助けられただろう
 
話しても 話さなくても
気持ちが軽くなっていた
 
今は引っ越し 離れはしたが
いつでもその場にいけるような
懐かしい 神聖なところ
 
いま暮らす住まいも
そこへ通ずるような場所にしたい
 
部屋を片付けながら
そんな事を考えています。
 

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